悩み・相談

心の悩みは心の専門家の力を借りて解決するのがいちばんです

幼い頃から人目が気になりやすかったり、緊張しやすかったりとメンタルが弱いのが悩みでした。でも学生生活や日常生活に支障をきたすほどではなかったので、病院へ行ったり薬を飲むほどではないと我慢し続けていました。具体的には緊張やプレッシャーがかかると腹痛が起きてしまう「過敏性腸症候群」です。当時は下痢止めや胃腸薬を常備していて(忘れると電車に乗れなかったり、どこにも行けないほどでした。手持ちが少なくても遅刻してでもドラッグストアで買うなどしていました)なんとかしのいでいましたが、結婚し子育てが中心の生活になってから、過敏性腸症候群の症状に加え吐き気や頭痛、めまいがしてきて立っていられなくなってしまったり、ドキドキがとまらず呼吸が苦しくなって会話もままならなかったり、(このまま気を失って倒れてしまったらどうしよう…みんなびっくりしてしまうし、緊張症ということがバレたら噂話をされてしまったりして立場が悪くなってしまう…)と不安になってしまうことから人と会ったり集まりに参加するのを極端に避けてしまいがちということにとても悩み、日常生活の折々で困るようになりました。

こどもが幼稚園の頃は朝、午後のバスの送迎がきつかったです。

時間通りに家を出なくてはいけないうえ、道路状況などでバスが5分以上遅れることもあります。もちろんコンビニも公衆トイレも近くにはないので、朝起きるとまず下痢止めを飲み、何度もトイレに行ってから不安をかかえつつこどもの手をひき家を出て、緊張したり腹痛と戦いながらバスを待つという毎日でした。

そんな毎日に疲れ果てたので、こどもが小学校にあがり手が離れ、昼間の時間が増えたのを機に心療内科に通院し始めました。

HPも簡素でちいさく住宅街にある不便なクリニックでしたが、その方が患者が少なく空いていて時間の融通が利くだろう…という予想は見事にはずれ、待合室は常に患者でいっぱいで予約制にかかわらず1時間前後の待ちはザラという繁盛っぷりに、(心の悩みで苦しんでいる人、心の悩みを克服しようとしている人はこんな狭い街にこんなにたくさんいるんだ)と、驚くと同時に、悩んでいるのはじぶんだけじゃないと心のどこかでホッとしたのをよく憶えています。

臨床心理士による面談、心理テスト、また院長による診察をうけたところ「SAD(社会不安障害)」との診断がくだされました。

抗不安薬であるメイラックス1mg、不安がつよいときに服用する頓服ロラゼパム1

mgを処方され、服用しながら無理のない範囲で行事に参加したり用事をこなすという治療方針で、通院日毎に困ったことや気づいたこと、変化したことを報告し肯定してもらったり助言してもらうことで、ひとつひとつ苦手な場やシチュエーションが減っていき、いまはやや緊張しながらも薬なしで大丈夫になりました。

最初はクリニックへの通院も苦しくて仕方なかったものです。

腹痛や吐き気を抱えながらなんとかたどり着き、独特の雰囲気のなかでじっと待っていてしんどくなると空いている面談室で待たせてもらったり、近くにある公園で待たせてもらい順番が近づいたら携帯に連絡をもらうという細やかな配慮のおかげで徐々に慣れることができたと思います。

心の悩みは自力で軽くしたり治すことはかなり難しいものです。

わたし自身、精神科や心療内科、向精神薬や抗不安薬に抵抗があったのでメンタル強化法の本を読んだり呼吸法や民間療法、スピリチュアルなものなど試しまくりましたが一向によくならなかったからです。

クリニックに通院し、指導通り薬を服用しながらひとつひとつ取り組み、その際に感じたこと、困ったことを正直に話し共感してもらったり、できたことに関して褒めてもらうことで少しづつ自信がつき克服できたので、ひとりで抱え込まず我慢せず、心の悩みの専門家である精神科や心療内科の門をくぐるのがよいと思います。

おすすめ記事

-悩み・相談