金銭トラブル

お金貸すか迷っている人必見!友人に貸したお金の使い道は生活費ではなく……貸し借りには気を付けましょう

幼少時代からの友人の話です。

彼女は、両親からひどい虐待を受けていながらも強く生きている子でした。

子供だった私はどうする事も出来ず、出来る事といえばただ彼女のそばに居る事くらい。

そんな私達も高校を卒業し、仕事が休みの日は頻繁に遊んでいました。

ある日、彼女から一通のメールが届きました。

「私、もう親とは暮らせない。N市に行くね」

以前から家を出たいと言っていた彼女……当然の決断だと思いました。

仕事を辞め、親の居ない間にカバン1つ持って家出をしたそうです。

 

数ヶ月経ち、招かれた彼女の新居は家賃2万円のボロアパート。

仕事は順調?と聞くと、「実は……ね」と少し気まずそうに話し始めました。

メールでは、バイトを始めたと聞いていたんですが1週間で辞めてしまったとの事。

そして、現在は夜の仕事をしていると明かされました。

辛いだろうけど頑張って、と彼女を励まし、その日は近況報告や談笑をし帰りました。

 

そしてさらに数ヶ月後、彼女は彼氏との子を妊娠します。

中絶したいが自分も彼氏もお金がない、というので病院代を10万貸し、お見舞いとして10万渡しました。

「絶対返すからね……本当にありがとう」と涙ぐむ彼女の姿は今でも目に浮かびます。

そして彼女は仕事に復帰したものの、休みがちな日々。

当然給料が減るので生活費が足りず、その後も2万、3万と貸し続けました。

私はお金の事も、彼女の体調の事も心配で、彼女の家を訪ねました。

晩ご飯を食べていないという私のために、彼女が料理を作ってくれる事になりました。

 

待っている間に改めて部屋を見渡すと、きらびやかな大量の服や1度も履いてない靴が何足も。

彼女の職業を考慮すれば、必要なものなのかもしれません。

そう思っていると、視界の隅に入ったのは彼女の日記。ページが開かれたままです。

そこには、几帳面な彼女が、私に借りたお金をマメに記してありました。

日付、金額、使い道……。本来感動すべきものなのですが、愕然としました。

 

私が貸していたお金は、彼氏へのプレゼントや飲み代へと消えていたんです。

 

もちろん怒りで爆発しそうでした。私には生活費だと言っていたので。

しかし彼女の家庭環境を詳細に知っているだけに、同情の気持ちが大きく、結局何も言えませんでした。

食事をしながら普段通り喋っていると、ふと彼女が言いました。

「金の切れ目が縁の切れ目っていうけど、私達に限ってそんな事ないよね」

さすがの私も首を縦に振る事が出来ず、足早に彼女の家を出ました。

 

それから、悩みに悩みましたが、この一言がやはり決め手となり縁を切りました。

と言っても、アドレスを変えただけです。

彼女は私の携帯番号のみならず、口座番号、私の家族の携帯番号、実家の住所、固定電話の番号も知っています。

本当に返す気があるのならば、返す方法はいくらでもあると思いました。

 

10年経った今でも、連絡や振り込みは1度もありません。

彼女に貸したお金は多分50万くらいだと思います。正直よく覚えていません。

授業料だとはよく言いますし、その時に他人にお金を貸すのはやめようと決めました。

しかし今、本当に信頼出来る親友もでき、お金の事をよく考えます。

『もしその親友がお金に困ってて、貸してくれと言ってきたら……』

例え返って来なくても、私は貸すと思います。

ただこの考えは、多少お金に困ってても貸してくれと言わない親友の性格を見込んだ上での事です。

家族ならまだしも、他人とのお金の貸し借りはとても難しいです。

 

もし私と似たような経験をしている人がいたら、私はこう言おうと決めています。

単にお金を貸すだけではなく、別の道筋を考えてあげる事も手助けになる。

そして、聞こえは悪いかもしれませんが、もし見捨てるという選択をしても、貴方は悪くない。

自分の人生ですからね。自分にもそう言い聞かせています。

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