アルバイト

理想と現実が違った時、どう対処するのが適切なのか

私は大学生の時、塾講師のアルバイトをしていました。塾講師といっても、教壇に立って教えるタイプではなくて、個別指導の塾でした。そこでは、学校の少し先取りをして、生徒が学校での授業についていけるだけのサポートをすることが大切だと学びました。研修でそう言われたため、私はそれを実行に移しました。また中学生や高校生なら良いのですが、小学生をもっている時に問題は発生しました。復習は大切なものの、授業が終わってテストも終わってからでは学校の成績としてはあまり良い点数は付けてもらえません。だから頑張って先へ進めようと試みるのですが、どうしても理解ができない子がいます。まず日本語が通じておらず、概念を理解してもらうのに一苦労でした。これは高校生の方がよっぽど楽だと、働いてみてわかりました。理解できない概念の例としては、直角や水平です。とにかく日本語がわからないらしく、ティッシュの箱など立体的にわかりにくいものも視覚的に訴えてみたのですが、わからないものは本当に手がつけられない状況でした。他の先生にどう教えるべきか相談もしましたが、そういう子は少なからずいるとのことで、具体的解決策は得られませんでした。そこで、報告書を教室業に見せた時、さすがに何人もの生徒を見てきただけあって、あるアドバイスがもらえました。それは、その単元をとばすことです。私は一瞬、それでいいのかと思いました。理解させるのが仕事なのではないのかと。面倒くさがっているように見えたのです。しかし、本質はそうではありませんでした。アナログ時計の読み方が分からなかった子が大人になっても読めないということはないように、成長とともに自然に理解していく単元というのは必ずあります。そして、わからない単元をずっとやっているといつまで経っても先へ進めないばかりか、その子が塾を嫌なもの、わからないものと断定してしまうのだそうです。そうなると、わかる単元もわからないと決めつけ、頭から跳ねのけてしまうのだそうです。それでは元も子もないので、思い切ってわからない単元はとばして次を頑張り、成績に繋げるのが大切だと学びました。私はそれを実践しました。私のもっている生徒は完璧主義者なのか、まだ小さいなりに何故とばすのかと聞いてきましたが、きちんと理由を話しました。完全に納得はいかなかったようですが、その子は図形タイプの問題は苦手なものの、計算領域はいくらかできることがわかりました。そこで予習をしっかりし、1年みた結果、算数では前回三角が4個あったものが、2個に減っていて、それだけでも嬉しそうに報告してくれました。捨てなければならない単元があることは、私自信未だに少し抵抗があるものの、塾に嫌々来なければならない子どものことを考えると、それはそれで勉強嫌いになってしまい酷なものでしょう。私の解説でわかってくれるのが理想ですが、現実はそうではなかった場合、一番経験値がある人にアドバイスを仰いで、きちんとどうしてそうすべきなのか理由も講師自身がわかった上で生徒に接するのが大切だと思いました。正直、中にはずっと無駄話に応じる講師もいましたが、楽かもしれないけれど私だったら罪悪感に満たされて余計に辛いなと感じました。たまに冗談や世間話も入れつつ、楽しい授業になっていたらいいなと思います。理想通りに行くことの方が少ないと思われるので、塾での出来事以外でも、今後似たようなシチュエーションが訪れたらこの方法でそれを補おうと思いました。わからなくなったら自分で考えるのも大切ですが、目上の方の意見を聞くことも大切です。そしてそれを他の人にも伝えていこうと思いました。

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